南国のお花:ハイビスカス

南国のお花:ハイビスカス

こんにちは。宮古島在住ライターのOCCOです。

筆者は北海道出身なのですが、初めて沖縄旅行をした際、街路樹のヤシの木と、太陽に向かって咲き誇るハイビスカスを見ただけで、心躍りワクワクしたのを今でも覚えております。

今日は南国を代表するお花、ハイビスカスをご紹介致します!

ハイビスカスとは?

ハイビスカスはハワイなど熱帯地域が原産の非耐寒性常緑低木です。

南国のお花というイメージから、夏のお花と思われがちですが、沖縄や宮古島では夏は高温多湿のため、花木にとっても開花には厳しい季節のようで、お花は夏よりも涼しい冬の方が綺麗によく咲くんですよ。

ただし原種の赤花やフウリンブッソウゲなどは品種としても強いので、年中見かけることが出来ます。

<科名>アオイ科
<属名>フヨウ属
<原産>インド・ハワイ・モーリシャス島など
<和名>仏桑花(ブッソウゲ)
<樹高>~5m
<花言葉>新しい恋・繊細な美

ハイビスカスの種類

ハイビスカスは、原種だけでも250種以上、また品種改良が割と容易なため、自分で掛け合わせて作ることも出来るので、現在では1万種以上あるとも言われております。

その中でも、系統は3系統に分かれており、

  • オールド系
  • コーラル系
  • ハワイアン系

の3系統に分けることが出来ます。

オールド

オールドと呼ばれるものは、名前の通り交配された時代が古く、俗に在来種と呼ばれているものです。

花は小輪から中輪タイプで花付きがよく、病害虫にも割と強いので育てやすいタイプです。

コーラル

フウリンブッソウゲ

フウリンブッソウゲを元として交配されたタイプで、花の縁には深く切込みが入り、花びらは後ろに反り返り垂れ下がって咲き、フリルが入ってのものが多い品種です。

花姿がコーラル(サンゴ礁)の様に見えることからコーラルタイプと呼ばれております。

非耐寒性ですが暑さには割と強く花付きもよく、花色は赤色、オレンジ、ピンク系が多いです。

ハワイアン

名前の通りハワイ原種がもとになっており、比較的新しいタイプの品種で、大輪で大きいものだと何と人の顔と同じくらいの花が咲くものもあります。

また、ハイビスカスは通常朝に咲いて夕方にはしぼむ一日花ですが、ハワイアン系では品種改良によって2日くらい咲くタイプのもあります。

寒さにも暑さにも弱く、花付きもあまりよくないので、育てるのは少し難しいです。

ですが、本当に色鮮やかな花を咲かせるので、お庭が賑やかになりますよ~!

ハイビスカスの育て方・増やし方

ハイビスカスの挿し穂

ハイビスカスは日光を好むので、出来るだけ午前中の朝日がしっかり当たるところで、土は水はけがよいところに植えましょう。

また、オールドとコーラルは15㎝程度の挿し木で簡単に増やすことが出来ますが、ハワイアン系は接ぎ木じゃないと難しいです。

またハワイアン系を接ぎ木する場合、台木はオールドの赤花など原種を使うのが一般的ですが、成長と共に台木のオールド部分も成長してしまいます。

同じ木なのに下の方からは原種が、上の接いだ部分はハワイアンが咲くという2種咲きになります。どうしてもオールド系が強くなってしまうので、注意が必要です。

病害虫

枝葉が混み合ってくると、花先や枝先にアブラムシカイガラムシがびっしりとついてしまいますので、随時剪定をして風通しをよくしてあげて下さい。

また、葉を食べ丸めるハマキムシにも注意です。

最後に

庭にハイビスカスがあるだけで、南国らしさを味わえ、華やかになります。

枝葉が丈夫に育てば、病害虫にもわりと強く育てやすい花ですので、ぜひ育ててみて下さいね。

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