宮古島の子育て事情:出産編

こんにちは。宮古島在住、4人の子どもを持つライターのarhykです。
宮古島の豊かな自然の中で、子供を育てたいと考えている方も多いと思います。
その出発点とも言える、宮古島の出産事情についてご紹介したいと思います。

母子手帳の受け取り

産婦人科で妊娠証明書を発行してもらい、平良保健センターで母子手帳を受け取ります。
一緒に綴じられれている、妊婦健康診査受診票で妊婦健診を受診すことができます。
体重測定、尿検査、血圧測定をはじめ、血液検査、超音波検査、赤ちゃんの体重測定などを行います。

宮古島の出産事情

宮古島には、宮古病院と奥平産婦人科医院の二つの産婦人科があります。
他にも婦人科をもたれている病院がありますが、出産ができるのは、この二つの病院になります。どちらも市街地エリアに存在し、歴史があり、地元の人たちから信頼されている病院です。
かなり少数派ですが、助産師を家に呼んで自宅出産をする人もいます。

宮古病院

NICU(新生児集中治療室)があり、リスクの高い出産や、低体重児の分娩、帝王切開ができる病院です。
奥平産婦人科に通っている妊婦さんも、帝王切開が必要と判断された場合、宮古病院で出産することになります。
常勤医3名・非常勤医1名で24時間体制のグループ制診療を行っています。
救急救命センターを併設しており、産科・婦人科救急疾患への対応をされています。
NICU併設のため、感染症管理の必要があり、中学生未満の方の病棟への入室や面会は制限されています。
面会時間は午後3時から午後8時です。

陣痛室や分娩室に立ち会えるは、夫または実母のみで、どちらか一人のみということです。
また、分娩室での動画撮影はできません。
島内での管理・治療が困難な場合には、医師同伴で沖縄本島に緊急搬送される場合もあります。

奥平産婦人科医院

宮古島には、個人経営の産婦人科医院がいくつかありましたが、現在も続いているのは奥平産婦人科のみです。
院長と副院長の2人体制で診療を行っています。
2017年に新しい建物が完成し、施設はとてもきれいです。
病室は全室個室で、洋室9室、和室2室11床あります。

出産の立ち会いに制限はありません。タイミングをわきまえれば、動画も撮影できます。
夜間は施錠されますが、産後の面会に時間制限はありません。

料理は美味しく、盛り付けもとても丁寧です。

妊娠中や産後の生活を楽しむため、アクテビティも充実されています。

私事になりますが、2020年春にお世話になり、よい出産をさせていただきました。

出産祝金交付事業

宮古島市には、出産祝金交付事業があります。
第一子及び第二子は3万円。第三子以降は5万円です。
詳細は宮古島市児童家庭課へご相談ください。

まとめ

妊娠・出産は、大きなライフイベントであり、女性の身体やこころ、生活環境の変化が大きくなる時期でもあります。
喜びあふれる、新しい命の誕生を迎えられますように。

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