台風にも負けない長命草(ボタンボウフウ)

台風にも負けない長命草(ボタンボウフウ)

こんにちは。宮古島在住ライターのOCCOです。

皆さん、長命草という薬草をご存知でしょうか。

沖縄では昔より、字の如く「一株食べると寿命が一日延びる」と言い伝えられるほどの植物なんですよ。

今日はそんなスーパーフードでもある長命草をご紹介致します。

長命草(ちょうめいそう)とは?

沖縄には、スーパーフードと呼べる植物がその辺にゴロゴロ生えております。

長命草もその一つ。

昔から島の方々は長命草やニガナ、ヨモギと言った野草をたくさん食べてきてるので、未だに足腰丈夫で元気なおじぃ、おばぁ達がたくさんいるんですよ~。

<科名>セリ科
<属名>カワラボウフウ属
<分類>常緑多年草
<原産>沖縄
<別名>ボタンボウフウ(牡丹防風)
<方言名>サクナ・サフナ・チョーミーグサ

栄養価は?

市販で販売されている青汁には、長命草もしくはボタンボウフウの名で原材料として使われることが多く、名前からして一目瞭然ですが、栄養価がとっても高い野草です!

長命草には、ビタミン類はじめ、カルシウムなどのミネラル、食物繊維などがバランスよく含まれており、また女性の美容維持には欠かせないポリフェノールは、なんとゴーヤの8倍もの含有量があると言われております。

長命草の味・食べ方は?

長命草はセリ科のため、結構クセが強いです。

何せ青汁の原材料になるくらいですから。良薬口に苦しと言ったところです。

沖縄では、長命草は魚の中毒を防ぐと言われ刺身のツマや、ヤギ汁の匂い消し、天ぷらなどにして食べられてます。

私は自家製青汁を作る際にも必ず入れますよ~バナナやドラゴンフルーツなどと言ったフルーツと一緒にミキサーにかけると飲みやすです。

長命草の葉や茎は結構な固めで、ミキサーにかけても繊維が口に残りますが、栄養価を考えると気にせず飲みたいところ。

どうしても気になる方は、濾し器などで濾してから飲ん下さいね。

長命草を育ててみよう!

道端の長命草

長命草は元々海岸近くに多く自生していたようですが、田舎では畑や道端などでもよく見かけます。

海岸では潮風を浴びるので、当然長命草は塩害に強く、むしろ海からの塩分を含んだ雨風を好み、台風後はほとんどの植物が枯れてしまうところ、長命草は生き生きとしております。

それくらい生命力にあふれ、力強い植物です。

もちろん肥料をあげればそれなりに育ちますが、道端で勝手に育つくらいですから、無農薬・無肥料でも元気に育ちます!

ただし高温多湿を嫌いますので、水のあげ過ぎには注意が必要です。

鉢がなくても写真のように2Lのペットボトルくらいの大きさであれば簡易に育てることも可能ですので、ぜひチャレンジしてみて下さいね!

※株分けで増やす際は、根が頑丈に張り出しているので、地植えしている株から抜き出す際には、根を傷めつけない様に。

育てるのは簡単ですが、定植の際に根を傷めると枯れてしまうので、優しく植えて下さいね!

最後に

野草ですので、美味しい!と言える食べ物ではありませんが…、コロナに負けない免疫力と体を作るためにも、普段の食生活にぜひ積極的に取り入れてみて下さいね。

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