宮古島の子育て事情 中学校編

宮古島の子育て事情 中学校編

こんにちは。宮古島在住、4人の子どもを持つライターのarhykです。
今回は宮古島の子育て事情~中学校編についてご紹介したいと思います。

宮古島の中学校

宮古島には、私立の中学校はなく、宮古島市立の中学校が14校あります。

宮古島の中学校の特徴

宮古島の中学校は、地域との結びつきがとても強いという特徴があり、多くの学校で地域に貢献する活動が行われています。
とくに、航海安全と大漁祈願をする伝統行事「ハーリー (海神祭)」へ参加している学校は多いです。
他にも、全日本宮古島トライアスロン大会をはじめ、宮古島で開催されているマラソン大会のボランティアに参加している学校もあります。学生さんのパワーが行事を盛り上げています。
学校の運動会には保護者だけでなく地域の人たちも大勢、応援に来られます。

 

中学校の統廃合

宮古島では、市街地への人口集中が進んでおり、郊外の学校は生徒数が減り続けています。
近年、統廃合となった学校があります。
・多くの人と関わり、学校生活を送ってほしい
・新たな歴史の始まり、未来への希望
・学校がなくなることで、地域の活力が失われる
など、統廃合には賛否の声が上がっています。

新設『結の橋学園』

2019年には、伊良部島の小中学校4校を統合した小中一貫校が新設されました。
学校名は一般公募で決まり、平成27年1月に開通した伊良部大橋に由来しています。
夢の大橋開通にいたるまでには、長い年月がかかりました。先人のみなさまの努力に対する感謝の思いと、新たな未来への希望に思いを託し、名付けられたそうです。

新設予定『城東中学校』

城辺地区では、城辺中、西城中、砂川中、福嶺中の4校を統合、新しい中学校が開校する予定があります。
現在工事が進められており、令和3年4月に「城東中学校」が開校する予定です。

高校受験

宮古島内の公立高校を受験される方がほとんどですが、沖縄本島をはじめ、日本各地に進学される方も多いです。
学校でもしっかり受験対策をされていますが、受験勉強のために、塾に通う受験生も多く、志望校合格に向けて勉学に励みます。
沖縄県立高校の合格発表日には『合格祝い』が行われます。
受験生の合格と成長をみんなで喜び合う、素晴らしいお祝い事です。

まとめ

人と人との繋がりがどんどん希薄になっていく世の中で、人との絆が色濃い宮古島。
中学校と地域の関わりも強く、子供たちをみんなで育てるという思いが溢れているように感じます。

現在、新型コロナ感染症対策のため、新しい生活様式が導入がされています。
例年とは違うかたちでの行事の開催や、行事の中止もあります。
新しい時代の流れも取り入れつつ、素晴らしい人と人との繋がりは受け継いでほしい。そう願っています。

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