こんにちは。宮古島在住ライターのOCCOです。
皆さん、「沖縄三大名花」と呼ばれる沖縄を代表するお花は何かご存知でしょうか。
南国を思わせるお花と言えば、ブーゲンビリアやハイビスカスを思い浮かべると思いますが、実は違うんですよ。
今日は沖縄三大名花と呼ばれる3つの花木をご紹介致します!
オオゴチョウ
まず一つ目は、花の姿がまるで蝶のようなことから名づけられたオオゴチョウ。
葉はマメ科特有の羽状複葉で、色鮮やかな花がとっても可愛らしいです。
種から簡単に育てることが出来ますので、種を入手出来たらぜひ育てみてくださいね。
枝にはとってもとっても鋭いトゲがあるので、庭で栽培し剪定される際などはくれぐれもお気をつけ下さい!
<科名>マメ科
<属名>ジャケツイバラ属
<漢字>大胡蝶/※別名で黄胡蝶(オウコチョウ)とも呼ばれる
<原産>西インド諸島、熱帯地域
<開花時期>5月~11月
サンタンカ/サンダンカ
二つ目は、サンタンカというお花です。
中国の三丹(サンタン)地方が原産で、そのためサンタンカと言われておりますが、日本では三段花と書いてサンダンカとも呼ばれることがあります。
花の色はオレンジ、赤、白、黄色などがあり、常緑低木です。
酸性土壌を好むため、アルカリ土壌が多い宮古島ではあまり育ちにくい傾向があります。
宮古島で育てるには、ピートモスなどを混ぜ、土壌のpH値を酸性にする必要があります。
<科名>アカネ科
<属名>サンタンカ属
<原産>中国・マレーシア
<別名>イクソラ・キネンシス
<開花時期>5月~10月
上記写真はベニテマリ(紅手毬)ですが、こちらも同じく中国原産のアカネ科サンタンカ属で、宮古島ではこちらの方がよく見かけます。
<別名>イクソラ・コッキネア
サンタンカの方は花びらに丸みがあり、ベニテマリは花先が尖っていることで見分けることが出来ます。
デイゴ
沖縄三大名花の最後は、沖縄の県花でもあるデイゴ。
島唄の歌詞に「♪デイゴの花が咲き乱れ 風を呼び 嵐が来た」とあるように、昔からデイゴが綺麗に咲いた年は、台風の当たり年とも言われております。
<科名>マメ科
<属名>デイゴ属
<原産>インド・マレー半島
<分類>落葉高木
<開花時期>4月~5月
デイゴの根は非常に強く、家の敷地内に植えると根が成長と共に家を傾けてしまうので、沖縄では「ヤシキコーサー(屋敷壊さー)」とも呼ばれて民家には絶対植えない方がよいと言われております。
そのため街路樹や学校、グラウンド、公園などによく植えられており、花は春先に見ることが出来ます。
最後に
沖縄の年間の平均気温は23度と冬場でも10度を下回る日はほとんどなく、一年を通して様々な花木を楽しむことができます。
ブーゲンビリアやハイビスカス以外にも沖縄を彩る花はたくさんありますので、ご旅行の際にはぜひその季節季節に咲く花をご堪能下さいね。