おすすめの観光スポット:東平安名崎(ひがしへんなざき)

おすすめの観光スポット:東平安名崎(ひがしへんなざき)

こんにちは。宮古島在住ライターのOCCOです。

今日は、宮古島のもっとも代表的な観光スポットと言っても過言ではない「東平安名崎(ひがしへんなざき)」をご紹介致します。

宮古島に観光に来て、ここに行かないでどこに行く?と言っていいほど。灯台からの景色は、360度の絶景を保証致します!

東平安名崎とは?

東平安名崎とは、宮古島の南東端に位置し、宮古空港からは21㎞、車で約30分ほどです。

宮古島のポストカードやカレンダーでは必ずと言っていいほど使われる絶景が広がり、台風前やちょっと強風の時は、下の写真のような白波が立ち、北側の東シナ海と南側の太平洋の海流がぶつかるという圧巻の景色をご覧頂けます。

国の名勝(国指定の芸術・観賞上価値が高い文化財)に指定され、日本の都市公園100選にも選定されております。

【施設】

  • 駐車場
  • トレイ
  • 自動販売機
  • 公園
  • 移動販売車(日・時間による)

公園もありますので、晴れている日はご家族でお弁当持参しながらピクニックもできますよ。毎日ではないですが、日によって移動販売車も1~2台おりますので、飲み物やかき氷、アイスクリームなどの販売もあります。

また、東平安名崎は全日本トライアスロン宮古島大会のバイク折り返しコースでもあり、この景色がアスリート達の人気の秘密でもあります。この大会時期の4月は鉄砲ユリが満開に咲き誇り、本当に美しい景色が広がります。

平安名埼灯台とは?

岬には、日本で16カ所しかない参観灯台(中が一般公開され登れる灯台)である平安名埼灯台があります。日本の灯台50選にも選ばれており、97段の螺旋階段を登りきると…、そこには周囲320度に広がる海を見渡すことが出来ます。

灯台からの景色

【参観時間】9時30分~16時30分
【参観料】200円(中学生以上)

※灯台の名前には海図で使われる土編の「埼」が利用され、「平安名灯台」が正式名称のようです。

東平安名崎にまつわる悲恋の物語

昔、琉球王国の「按司(あじ)」という位階の豪族が権力をもっている時代。

東平安名崎近くの保良(ぼら)の村に、マムヤという名でニフニリ(香草)の芳しい香りがする機織りの上手な絶世の美女がおりました。

毎日のように求婚され嫌気が差したマムヤは、平安名崎の岩穴に隠れ機織りをするのでした。

ある日、保良の権力者、野城按司こと崎山の坊がよい釣り場を探していたところ、岩穴で機織りをするマムヤを見初め、毎日通いつめた結果、ついには恋仲になるのでした。しかし崎山の坊にはすでに妻子があり、マムヤはそれを知らずにおりました。

崎谷の坊は「将来の事を思えばマムヤよりはフスユスパイ(糞尿)の臭いがしても子供がいる妻のほうがいい」と諭され、マムヤを見捨てるのでした。

マムヤはその事実に大きく失望し、嘆き悲しみ、最後は平安名崎の岬より身を投げてしまうのでした…。

最後に

駐車場から灯台まで間に、上の写真にある大きな岩が見えてきます。この岩が、マムヤが身を隠しながら機織りをしていたと言われる岩で、今はマムヤの墓として祀られております。

美しい景色の陰には、こんな悲恋の物語があったのだということも少し思い出しながら、宮古島を代表する景勝地、東平安名崎をぜひ訪れてみて下さいね。

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