「理想通貨」って知ってる?美しい宮古島を守るための、ちょっといいコト

「理想通貨」って知ってる?美しい宮古島を守るための、ちょっといいコト

こんにちは、ライターのすずきちはるです。

世界規模で叫ばれている環境保護。昨今では「SDGs」という言葉を聞く機会も多くなり、世の中の関心が高まっているのを感じます。

宮古島でも例外ではなく、宮古島版SDGsとして「持続可能な島づくり」に向けた課題に取り組んでいます。
宮古島の産業を守り、自然環境を守り、いつまでも住み続けられる豊かな島をつくるには、私たち一人一人の行動が必要なのです。

宮古島にある「理想通貨」もその取り組みの一つ。理想通貨のことを知らない人もまだまだ多いかもしれません。

私自身、理想通貨の存在を聞いたことはあるものの、今まではその仕組みについては詳しく知りませんでした。
この記事を書くにあたり理想通貨のことを調べてみると、そのコンセプトはとても素晴らしく、理想通貨のことをもっと広めたいと感じるようになりました。

こちらの記事では理想通貨とは何か、どのように集めて使うのかについてご紹介していきます。

理想通貨とは?―いいコトしたら、ちょっといいコト

「千年先の、未来へ。」
島内にいると、こう書いてあるポスターや冊子を目にしたことがある方も多いのではないでしょうか。
これは、宮古島市のエコアイランド推進課が掲げている標語。今ある美しい海、大地、空と、千年先まで共生を続けるためのエコ活動を促すものです。

そのエコ活動を広めるための一つの手段として、理想通貨があります。
理想通貨とは、エコ活動に参加をするともらえる通貨。宮古島オリジナルの通貨で、単位はM(みゃーく)。
宮古島内の協力店に理想通貨を持っていくと特典を受けることができます。

理想通貨の裏面に書いてある「いいコトしたら、ちょっといいコト」は、まさに理想通貨の仕組みを表しているのです。

理想通貨は換金できるわけではなく、協力店から受けられる特典はすべて協力店側の気持ちそのもの。
宮古島を美しく保つ活動に参加してくれる人と、その参加者へ感謝の気持ちを提供してくれる協力店とをつなぐ理想通貨。

理想通貨には、宮古島を想う人たちの気持ちが込められているのです。

理想通貨を集めるには?


理想通貨を集められるエコ活動とはどのようなものがあるのでしょうか。
例えばビーチクリーン。理想通貨がもらえるビーチクリーン活動は月に1回開催されています。
ビーチクリーンカレンダー

理想通貨が始まった2018年には、ビーチクリーン以外にも様々なエコイベントが開催されていましたが、それ以降は理想通貨を集める機会が激減しているような印象です。
コロナウイルス感染拡大の影響もあるのかもしれませんが、ここはちょっと残念な点。
コンセプトがとても素晴らしいので理想通貨を広める機会がもっと増えればいいなと感じます。

と、思っていたところ、2021年10月から新たに理想通貨×SNS企画がスタートしたようです!
ワンハンドクリーン=片手でできるゴミ拾い活動を行った写真をSNSに投稿し、宮古島市役所のエコアイランド推進課にて投稿を見せると理想通貨がもらえるというもの。

投稿には「#千年先の未来へ」のハッシュタグをお忘れなく!
投稿数が多ければ多いほど、もらえる理想通貨も多くなるようですよ!

理想通貨を協力店で使おう!

理想通貨を手に入れたら、使えるお店を探してみましょう。
協力店は2018年には16店舗でしたが、2019年に28店舗、2020年には32店舗となり、2021年11月時点で38店舗に増えています。
協力店はこちらのサイトからチェック

受けられる特典はお店によってまちまち。
お会計から割引してくれるところでは5Mで50円引きぐらいからが相場のようです。
その他ドリンクや商品をサービスしてくれるところもありますので、お気に入りの「ちょっといいコト」を探してみてください!

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