こんにちは。宮古島在住ライターのOCCOです。
葉も茎も種子も丸ごとお茶にして飲むことができる沖縄原産のハーブ、月桃をご存知でしょうか。
今日は虫除けにもなる沖縄の最強ハーブ・月桃をご紹介致します!
月桃とは?
月桃(げっとう)とは、沖縄や台湾が原産のショウガ科の植物です。
名前の由来には諸説ありますが、花の蕾が桃に似ていることから月桃と呼ばれるようになった、とも言われる通り可愛らしい花をしております。
<科名>ショウガ科
<属名>ハナミョウガ属
<分類>常緑多年草
<原産地>沖縄・台湾
<方言名>サニン・サンニン
<花言葉>爽やかな愛
<開花時期>4~5月
月桃茶の作り方
月桃には抗酸化作用があるポリフェノールが赤ワインの34倍も含まれていると言われ、他には食物繊維や鉄分、カルシウムといったミネラルも豊富です。
種子でも葉でも、どちらでもお茶として楽しむことが出来ますよ。
ショウガ科らしい爽やかな味がします。
ノンカフェインですので、就寝前に飲んでも大丈夫!リラックス効果も期待出来て、ゆっくりと深い眠りにつくことが出来ます。
月桃の実(種子)を使ってお茶にする場合
初夏に月桃の花が咲き終わると、徐々に丸く膨らんだ緑色の実が出来てきます。
そして秋の初めには真っ赤に色づいてきて、完熟すると外皮(殻)は茶色になり割れてきて、中から種子がこぼれ落ちていきます。
実をお茶にする時は、種がこぼれ落ちる前に収穫し殻ごと煮出しても、殻から種子だけ取り出しても煮出してもどちらでも大丈夫です。
1.5L~2Lのお茶を作る場合、15個~20個くらいの実があれば十分です。
弱火で10分くらいゆっくりと煮出していくと、部屋の中に爽やかな香りが広がってきます。
月桃の葉を使ってお茶にする場合
月桃の葉は大きいものだと長さが40~60㎝もの大きさになります。
2Lほどの月桃茶をつくる場合、大きめの葉が3枚もあれば十分です。
生の葉をお茶にしても十分香りを楽しむことが出来ますが、葉を細かくカットして2~3日天日干しをして乾燥させた方が、より月桃の香りが強く出るような気がします~!
煮出し方は、種子と同様。
種子と葉を一緒に煮出してももちろん良いですし、他のハーブとブレンドしたり、使用する量や煮出す時間はお好みで大丈夫ですよ。
ただ、整腸作用があり、お腹がゆるくなる場合もありますので、飲み過ぎにはご注意下さい。
月桃は、これまで重大な副作用などの報告はありませんが、妊婦の方やアレルギー、持病などをお持ちの方は、飲用の前に必ずかかりつけのお医者様にご相談下さい。
虫除けにも効く月桃の葉
月桃の葉には、抗菌作用や防虫効果があるとされ、沖縄では昔から虫除けとして活用されてきました。
月桃の葉はそのままだと香りはほとんどしませんので、細かくカットして乾燥させたものを、台所やゴミ箱、タンスの中などにいれておくと効果的ですよ。
最後に
大きな月桃の葉に刺身や料理を乗せると、とってもオシャレで素敵なお料理の演出にもなります~♪
また、ムーチーといって月桃の葉でくるんだお餅などもよく食べられ、昔から月桃は沖縄の人々の生活と共にありました。