こんにちは。宮古島在住ライターのOCCOです。
普段パパイヤと言えば、オレンジ色のフルーツパパイヤを思い浮かべると思うのですが、沖縄や東南アジアなど南国では青パパイヤと言って、野菜として食べることの方が多いんですよ!
しかも栄養満点の野菜ですので、今日はそんな野菜パパイヤをご紹介致します。
青パパイヤとは?
完熟するとフルーツパパイヤで、完熟前のものを青パパイヤ/野菜パパイヤと呼びます。
どの品種でも完熟前は野菜、完熟後はフルーツとして食べることは可能ですが、今では野菜用のパパイヤと果物用のパパイヤで品種が違い、野菜用としては台農2号、ベジキング、グランデと言った品種が野菜向きです。
<科属名>パパイヤ科パパイヤ属
<原産>メキシコ南部・西インド諸島
<分類>常緑小高木
<別名>乳瓜木(チチウリノキ)
野生種だと樹高10mにもなりますが、高くなりすぎると収穫が大変ですので、低いうちから倒して育てたり、今では低木の矮生種などの品種が栽培されております。
花は白い小花でとってもよい香りがしますよ。
栄養の宝庫
完熟前の青パパイヤに「パパイン酵素」が多く含まれており、三大栄養素であるタンパク質、脂質、糖質を分解する働きがあります。
またこのパパイン酵素は熱に強いため炒めたり調理しても壊れにくく、お肉と一緒に炒めると酵素の力でお肉が柔らかくなるんですよ。
また、抗酸化作用のあるポリフェノール、ビタミンCなども豊富にふくまれておりますので、美容と健康の味方です!
調理方法
①青パパイヤは未熟のため、種も白いです。皮・実は柔らかいので包丁で簡単に切れます。
包丁をいれると、白い乳液が出てきますがこの乳白色の液にパパイン酵素が含まれているため、肌に触れるとかぶれる方もおりますので、流水で流しながら切るとよいですよ。
②沖縄の家庭には1台は必ずあるシリシリ器でシリシリ(千切り)しましょう。
③水に10分ほどさらします。
④調理or保存
冷凍保存も出来ます。冷凍保存する時は、ジップロックなどに薄めに平らにしていれます。調理する時は使う分だけ、冷凍したまま調理することが出来ます。
おススメの食べ方は?
沖縄では青パパイヤは、シリシリして炒めるパパイヤイリチーが一般的ですが、生でも食べることが出来るので、タイ料理のソムタムといってナンプラーと和えてサラダにして食べると美味しいですよ!
調理しやすい素材ですので、スープにいれても、少し大きめにカットして煮物にするのもおススメです♪
- パパイヤイリチー(シリシリ)
- ソムタム(タイ料理のサラダ)
- スープ
- 煮物
最後に
色々な食べ方が出来て、栄養満点の青パパイヤ。種を植えたら簡単に芽が出ますので、気が付いたら庭で勝手に育っていますよ~!
台風には弱く、台風後は葉が全部枯れてしまいますが、生命力は大変強くしばらくしたらまた葉が出てきますので心配無用です。
このコロナ禍で免疫力を高めるためにも、ぜひ食べてみて下さいね!