こんにちは。宮古島在住ライターのOCCOです。
宮古諸島は、橋で渡れる島として伊良部島、下地島、池間島、来間島の4島、そしてフェリーで行ける島が大神島(所要時間15分)と、フェリーでも行けますが少し距離がある多良間島(所要時間2時間/飛行機で20分)とそのお隣の水納島、大小合わせて7つの島で構成されております。
宮古島自体が神の島と呼ばれることが多い中、島自体がパワースポットとして多くの観光客を魅了している「大神島」を本日はご紹介致します。
大神島とは?
2019年の住民基本台帳によれば、人口なんとわずか22名の超高齢化が進む、面積0.24㎢の小さな小さな島です。
以前は大神小学校・中学校もありましたが、少子化に伴い2011年3月に惜しまれながらも廃校、同年12月には解体工事がなされ、取り壊されてしまいました。
子供達の姿も消え、一時は活気を失った島でしたが、自治会を中心に2013年頃より観光に力を入れ、多くの観光客を迎え入れ、活気を取り戻しつつあります。
行き方は?
大神島へのアクセス方法ですが、宮古空港から約15㎞・車で約25分ほどに位置する島尻漁港から、フェリーに揺られること15分。
【フェリー料金】
片道:大人350円/小人180円
往復:大人670円/小人350円
<お問合せ>
大神海運:宮古島市平良字島尻6
TEL:0980-72-5477
大神観光の際に気をつけること
天候不良など海が荒れていればフェリーも欠航になり、「ご縁がない方は島には行けない」と言われている神聖な島とされております。
島内には、島民さえ立入ることが禁じられている場所や、御嶽(ウタキ)と呼ばれる拝所や聖域が小さな島ながら多数点在しており、自然が手付かずのまま残り、美しい島です。
島内の観光には、島のルールを守り、神の島を決して汚すことながないよう、また島では日常生活を送られている島民の方々がお住まいということをお忘れなく、観光を楽しんで下さいね。
※島で拾った貝などは、決して持ち帰らない様に…と言われたことがあります。
くれぐれも神の怒りに触れぬよう、謙虚な気持ちで観光させて頂きましょう。
大神島の見どころ
- 遠見台
島の中心部に位置する標高75mほどの小高い丘にあります。息を切らしながら階段を登りきると、そこには360度見渡す限りの宮古ブルーが広がっております。快晴時の遠見台からの景色は、まさに神のみがなせる業。
- 奇石(ノッチ)
宮古島はサンゴ礁が隆起して出来た島なのですが、大神島には長年の波の浸食で岩の根元が削られ、奇石(ノッチ)と呼ばれるキノコ型のような岩が海にゴロゴロしております。 - カーキダコ
タコを燻製にした島の特産品です。噛めば噛むほど味があり、島で唯一の食堂「おぷゆう食堂」にて食すことが出来ますので、大神島に行かれた際にはぜひ一度ご賞味下さいね。
最後に
経済と産業が発展し、我々の生活は目まぐるしく進化を遂げ日々より便利に…。ですがそれと引き換えに、何か大切なものを失ってきたようにも感じます。
大神島には、昔から変わらぬ景色が今もなお広がっており、私達が忘れていた大切なものに気づかせてくれる、そんな島の一つです。