こんにちは。宮古島在住ライターのOCCOです。
宮古そばを食べに行くと絶対と言っていいほど、テーブルに置いてある島とうがらしが入った調味料。
これはコーレーグスと呼ばれる島とうがらしの泡盛漬けです。
今日は宮古の島民が愛してやまないこの調味料コーレーグスをご紹介致します!
コーレーグスとは?
コーレーグスとは沖縄の方言で「とうがらし」を意味する言葉で、地域によってはコーレーグースや、コーレーグースーと伸ばすところが微妙に違ってきます。
本来はとうがらし全般を指す言葉ですが、沖縄でコーレーグスと言えば、一般的には「島とうがらしを泡盛に漬け込んだ調味料」のことを指します。
内地出身者がおそばなどに一味や七味を使うのと同じように、沖縄の方はそばや料理にコーレーグスを使い、家庭では自家製のコーレーグスを作るのが当たり前なんですよ!
泡盛のアルコール分があるので、運転される方は入れ過ぎに注意して下さいね!
由来は?
コーレーグスの由来は諸説あるのですが、薬として朝鮮半島から伝わったもので、「高麗薬(コウライグスリ)」が由来ではないかと言われております。
島とうがらしとは?
このコーレーグスに使われる「島とうがらし」についてもご紹介致しましょう。
品種はキダチトウガラシ(木立唐辛子)と言って、ナス科トウガラシ属の植物で、同じ唐がらしの鷹の爪より辛いと言われている品種です。
実の大きさは鷹の爪より小さいのですが、本当に激辛です!!
沖縄家庭では、バナナ、パパイヤと並んで一軒家の庭先には必ずと言っていいほど植えられている植物の一つですよ。
ちなみに我が家でも植えようと思って植えたわけではないのですが、鳥が種を運んできたのか、裏庭でいつの間にか育っており、多年草ですので毎年立派に実をつけております!
お花は白い小花で、ナス科らしく可愛らしい花をつけます。
コーレーグスの作り方
コーレーグスは島とうがらしと泡盛があれば、簡単に出来ます。
入れる島とうがらしの量も使う泡盛の銘柄、度数もお好みで作れますよ。
<材料>
- 島とうがらし(10~20本)
- 酢(小さじ2)
- 泡盛(250-300ml)
生の島とうがらしを使う時は、ヘタが付いたまま30秒から1分ほどサッと湯通しすると色抜けを防ぐことが出来ます。
ヘタを先にとってしまうと実の中に水が入ってしまうので、ヘタは最後に取るようにしましょう。
水気が無くなるまで少し乾燥させ(出来れば2~3日天日干しが可)、煮沸消毒した瓶に島とうがらし→お酢→泡盛をいれ冷暗所で最低でも2週間~1ヵ月は置いておくと出来上がりです!
※島とうがらしは収穫したての生のものを使用しても、乾燥したものでもどちらでも大丈夫です。
※お酢はお好みですが、湯通しと同じく色抜け防止と風味豊かなコーレーグスになります。
※酸化防止のため、泡盛は瓶の上ギリギリまでいれましょう。
島とうがらしを素手で触ると、水で洗ってもなかなか辛み成分が取れませんので、ビニール手袋など使用した方がよいです!
最後に
島とうがらしの泡盛漬けということで沖縄独特の調味料ですが、一度使うと病みつきになりますよ~さらに自分で作る自家製コーレーグスは格別です。
お土産品としても販売されておりますので、旅の思い出に、ご友人・ご近所の方に…ぜひどうぞ!